売上高と売上原価、利益について超わかりやすく解説してみる。

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こんにちは、寒さもピークの今日この頃ですが、
本日は売上高や売上原価といった、経営用語の解説をしていきたいと思います。

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なお、本記事を閲覧している方は

①会社の経営に携わっている方
②ビジネスマンで常識として知っておきたい方
③資格勉強のため

といった方が多いのではないでしょうか。今日はそうした皆様に、計算式の「丸覚え」ではなく、根本的な「理解」がしやすいよう、わかりやすーーくお話をしていきたいと思っています。

ちなみに、今回でてくる単語は

  • 売上高
  • 売上原価
  • 売上総利益
  • 営業利益
  • 経常利益
  • 当期純利益

らへんになります。

売上と利益の違い

会計用語を勉強していると「○○利益」とか「○○利益率」といった言葉が山ほど出てくると思います。

しかし、これらを丸覚えすると大変なので、初学者の方はまず「売上高と利益の違い」をしっかり認識することが重要です。

ハンバーガーショップを例に挙げるならば、

売上高・・・ハンバーガーの売上金額

利益・・・上記の売上から、材料費や人件費、水道光熱費などを引いた「純粋な儲け」

というのは大丈夫ですよね。

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そこで、いきなり問題なのですが、皆さん、日本の企業の利益率って平均どれくらいだと思いますか?

わかりやすく言えば、1000円のランチを食べたとき、そのランチ1つで企業はいくら儲かっていると思いますか?

すこーし、考えてみましょう。

なんと平均利益率は3.5%

実はこちらの問題、正解は3.5%です。1000円のランチなら、1つ売ることで企業は35円しか儲かってないんですね。。。。

もちろん、会社によって数値は異なりますが、平均はというとこんなものになります。なので「半分くらいは利益なんじゃないの」と思っていた方は要注意です。

企業にとって「売上」と「利益」にはとーーーっても大きな違いがあるんです。

ちょっとマクドナルドの例を見てみましょうか。

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これはマクドナルドの去年の決算資料の一部です。細かいですが、売上高が2,226億円、利益が69億円となっていますね。

計算すると、ちょうど3%くらいですね。めちゃ少ないです。このように、会社経営の数値とは「売上はすごく大きく、利益はすごく絞られて小さくなる」ということを忘れないようにしてください。

では、これ以降一つ一つの会計用語の説明をハンバーガーショップに置き換えて説明していきます。(ハンバーガー食べたくなってきた・・・)

売上高

これは簡単、ハンバーガーのそのままの販売額ですね。500円のハンバーガーが100個売れれば50,000円の売上高になります。

売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益

いきなり「うわっ」と思いましたか?ごめんなさい

通常勉強するときは、売上高の次に売上原価を勉強するのですが、そうすると混乱しやすいので、先にこちらの説明をしますね。

まず、先ほどから言っている利益には、捉え方次第でいくつか種類が出てきます。

ただこれは実際に考えたほうが早いので、下の箇条書きにした「利益」を見て

自分がハンバーガーショップの社長なら、「どの利益が一番知りたいか」を考えてみてください。

①ハンバーガーの売上から、材料費、人件費を抜いただけの「利益」=商品の利益

②ハンバーガーの売上から、材料や人件費だけでなく、店舗の水道光熱費や賃貸料を引いた「利益」=営業の利益

③ハンバーガーの売上から、材料や人件費、そして店舗の水道光熱費や賃貸料に加えて、銀行への金利の返済なども加えた「利益」=事業の利益

④ハンバーガーの売上から、材料や人件費、水道光熱費や銀行の金利に加えて、雑損や火災など、臨時の出費なども加えた総合的な「利益」=会社の利益

さあ、どれが一番大切でしたか?おわかりかと思いますが、経営するならどれも大事ですよね

どの商品を置こうかな?という時は上記①の「商品の利益」を見るでしょうし、今後も経営できるかな?というときは③とか④とかの利益を見ると思います。

つまり、見方によって利益とは様々であり、かつどれも必要ということです。冒頭の「売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益」というのも実は同じで

①の「商品の利益」=売上総利益
②の「営業の利益」=営業利益
③の「事業の利益」=経常利益
④の「会社の利益」=当期純利益

となっています。お分かりいただけましたかね?

売上原価

はい!それでは売上原価にいきましょう。先ほどの利益がわかっていたらもう大丈夫です。

さっきの①で出した「商品の利益」は

ハンバーガーの売上から、材料費、人件費を抜いただけの「利益」=商品の利益

でしたね。売上原価とはまさにこの「材料費や人件費」の部分になります。わかりやすく言えば「商品の原価」になります。

ですので、売上原価は商品以外にかかった費用は含まれません。

計算式で表すと

売上高ー売上原価=売上総利益

となります。売上総利益は単純にその商品の強さを測定することができるので、短期的な指標として役に立ちますね。

(補足)工業簿記をやってる方へ・・・

資格勉強の方で、商業簿記で売上原価は大丈夫だったけど、工業簿記の売上原価で詰まった、という人は多いと思います。

商業簿記なら売上原価=「商品の原価」はただの仕入価格なので簡単でしたからね。

ただ、工業簿記になると自社で作ることになるので、売上原価=「商品の原価」となりますので、材料費やら人件費をBOX図で書いて求めることになります。

でも商業簿記と基本はやること同じです。「仕入/繰越商品    繰越商品/仕入」の仕訳後の仕入勘定から売上原価を求めるように、工業簿記では「期首製品+当期製造原価ー期末製品」で売上原価を求めます。

販売管理費

これは「販売費及び一般管理費」の総称ですが、さっきの利益の②ででてきた

ハンバーガーの売上から、材料や人件費だけでなく、店舗の水道光熱費や賃貸料を引いた「利益」=営業の利益

つまり営業利益を求めるために必要となります。

そして、もうおわかりでしょうが、この文章の「店舗の水道光熱費や賃貸料」の部分が販売管理費となります。

1つ1つのハンバーガーに直接かかっているわけではないものの、営業において必要な費用を販売管理費(略して販管費)と言います。

営業外費用

次が少しややこしいのですが、③の利益である

ハンバーガーの売上から、材料や人件費、そして店舗の水道光熱費や賃貸料に加えて、銀行への金利の返済なども加えた「利益」=事業の利益

を求めるための、ここでいう「銀行の利息」などの費用のことを営業外費用と言います。

たぶんここで問題になってくるのは「意味はわかるけど、どこからが営業外なんだろう、販売管理費との違いは?」というところです。

でも、ここに関しては深く悩むことはありません。というのも会社によって違うからです。基本的に自由に決めていいので、一概にこれ!というルールはありません。

ただ、簡単な覚え方として「販売に関連して発生していたら販売管理費、関係ないなら営業外費用」という風に理解しておくと楽です。

特別損失

最後の特別損失ですが、これは④の利益である

ハンバーガーの売上から、材料や人件費、水道光熱費や銀行の金利に加えて、雑損や火災など、臨時の出費なども加えた総合的な「利益」=会社の利益

を求めるために必要となっています。この「雑損や火災など、臨時の出費」の部分が特別損失ですね。

「営業外費用との違いは?」というと

経常的(=定期的)に発生している営業外費用=営業外費用

臨時的に発生している営業外費用=特別損失

となっています。

まとめ:どの利益も大事

はい!お疲れさまでした!

まとめると

売上高・・・販売額
売上原価・・・商品の原価
売上総利益・・・売上高ー売上原価
販売管理費・・・商品以外の費用
営業利益・・・売上総利益ー販売管理費
営業外費用・・・営業外の経常的な費用
経常利益・・・営業利益ー営業外費用
特別損失・・・営業外の臨時的な費用
当期純利益・・・経常利益ー特別損失

となります(ゼェゼェ・・)

なんでこんなにたくさんあるんだろう?と思いますよね。

でも、最初にも言いましたが、利益っていろいろな見方ができます。もし自分が投資家ならばですが

「売上総利益」から、その商品が人気があるか を把握します。

「営業利益」から、そのビジネスが儲かるのか を把握します。

「経常利益」から、その会社は存続していけるのか を把握します。

「当期純利益」から、その会社は配当がだせるか を把握します。

そのために、売上原価・販売管理費・営業外費用・特別損失があります。

なんとなく理解していただけましたでしょうか?少しでもお役にたてたなら光栄です。

それではまたの機会に~

 

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