「景気動向指数」とは? 統計で見る日本の”景気”

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こんにちは、今日は景気動向指数についてわかりやすく説明します。

うわ!でた!意味わからないやつだ!と思った方、大丈夫です。すごく簡単なんです。

ただ、統計学なんかが好きな人は大好きなんでしょうが、そうでない僕のような人からすれば「統計上の話でしょ?現実を反映してるの?」なんて思っちゃいますよね。

でもそんなことはなく、実はとーーーっても大事な数字なので、勉強しておきましょう。

 

4月の景気動向指数、3か月ぶりにプラス

内閣府が発表した4月の景気動向指数は、景気の現状を示す一致指数が111.1と前の月から1.9ポイント上昇し、3か月ぶりにプラスとなりました。(TBSニュース)

○景気動向指数

簡単に説明すると、日本中の生産、販売、雇用などの経済活動上重要かつ景気に敏感に反応するものを測定し、「今の景気はこんな感じですよ」と表してくれるのがこの景気動向指数というものになります。

「日経平均株価」などは、いわば”株の値段の平均”のことですので、景気の良し悪しに関わらず、たくさん株を扱うお金持ち達の駆け引きによって、上昇したり下降したりすることがあります。

なので「日経平均株価」などは、景気を正しく反映しているとは言えません。

それに比べ、この景気動向指数は「商業販売額」や「電力消費量」「求人倍率」などを指標とするため、正しく景気を反映しています。

なので冒頭で言った「統計上の話でしょ?現実を反映してるの?」という疑問は間違っていることになりますね。むしろ現実をとても反映した指標といえます。

○4月の景気動向指数、3か月ぶりにプラス

では、今回のニュースはというと、その景気動向指数が3か月ぶりに回復しましたよ、ということです。ただ、文字だけでもわかりにくいので、とにかくグラフを見てみましょう。

グラフのみ

はい、これが今回内閣府から発表のあったデータです。ここ最近平成27年に入ってから下降しているグラフが、ちょっと上に向かってますよね。でもまあほんのちょっとです。

ちなみに、景気が回復したって言っても、具体的になにが回復したの?ということで、次の資料を用意してみました。

寄与率

これは、今回の景気動向指数にかかる、「寄与率」いわば「貢献率」を表しています。表の左側は貢献度がプラスだったものです。上のものほど貢献率が高く、景気が回復したものになります。

詳しく見ていくと,1番回復したのは「小売り店の販売額」であり2番目は「卸売店の販売額」であることがわかりますね。特にホームセンターや食料品の売れ行きがよかったようです。

あとは、「中小企業の出荷額」や「投資財出荷指数」と呼ばれる「建設財などの設備投資額」が大きく上昇しています。

また、逆に景気が悪化したのは、自動車やパソコン、家具などの長く使える消費財、すなわち「消費財耐久消費財」の出荷額などが低下した模様です。

つまらないので違う見方もしてみる

では、せっかく景気動向指数がなんとなくわかったところで、もっと面白い見方をしてみましょう。

以下は、さっきのグラフに僕が少し編集を加えたものです。みてください。

 

編集グラフ

これは景気動向指数と政策がどれくらい関係しているかを、簡単に分析したものです。

まず大きな転換点として平成24年の12月ごろからグンと景気が回復していますが、これはちょうど12月に第二次安倍政権が発足し、アベノミクスが始まった月でした。

また昨年4月からガクンと景気が悪化していますが、これは「消費税率8%」になったことによる影響だと言われています。

こうして見ると、なかなか面白いものですよね。

感想

今日は結構難しい話になってしまいました。経済学や統計学にはまだまだ知らない世界がたくさんあって、もっと勉強しないとなと痛感します。

そういえば経済学の目的は「いかに社会全体が裕福になるか」であり、経営学の目的は「いかに自分達だけ稼ぐか」と言われています。名前は似ていても正反対の目的をもっていて面白いですね。

しかし、じゃあ経営学者は経営学だけでいいかというとそういうわけでもなく。経済学で社会全体を知っているからこそ、その仕組みの穴をついた、経営上自分の有利なポジションを見つけることができたりするんですね。

 

競争戦略論で有名なマイケルポーターも、ハーバード大で経済学と経営学の両方を研究していたことがよく知られています。

それでは今日もありがとうございました。

 

 

 

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