「出資」とは? 借入れとの違いを簡単解説

スポンサーリンク

こんにちは、今日は出資の話です。出てくる会社はあの楽天、いまや超大企業ですが、中学校くらいのときには「なんだこの会社?聞いたことないな」と思って見ていたのを覚えています。

楽天が大規模な増資

楽天<4755.T>は4日、最大1880億円を公募増資で調達することを決議したと発表した。銀行借入れの返済設備投資などに充当する(Yahoo!ニュース)

○楽天<4755.T>

楽天はみなさんもご存知のネットショッピング発祥の大企業でありますが、今日のポイントはそのあとの<4755.T>という数字です。これはよく見かけると思いますが「証券コード」または「銘柄コード」といい、上場企業の株を売り買いするときの識別番号となります。

例えば、楽天関連の会社がたくさんある場合、「楽天の株100個ください!」といっても、どの楽天かわかりません。そこで「4755を100個」といえば、間違えることはないわけですね。ちなみに<4755.T>の「T」は東京証券取引所、通称東証のイニシャルとなっています。

○公募増資

それでは今日のメインです。この増資という言葉が、なかなか分かりにくく、銀行からお金を借りる「借入れ」とはどう違うのか見ていきます。

まず大枠について簡単に説明すると、そもそも、会社は事業を行うとき、初めはお金がありません。そこで基本的にはお金を誰かから調達しなければいけません。

そのお金の調達方法に「出資(増資)」と「借入れ」が存在します。

出資と借入れの違い

簡単に言えば「出資」は、投資家などが

「よし!その事業はおもしろそうだ!私がお金を出そう!!好きに使え!!」

これが出資(増資)です。この出資した人は、その会社が儲かったときは儲かった分だけその一部を受け取り、逆に失敗してしまった場合は、自分の見込み違いです。お金は返ってきません。

 

では「借入れ」貸す人からしたら貸付け)はというと、銀行などが

「うむ、あとでちゃんと返すなら利子つきでお金を貸してやろう」

ということになります。この場合、貸した人はお金を返してもらえるという約束の上で貸したのですから、たとえ倒産しても、残っている財産の範囲でお金を返してもらえます。

逆に、たとえたくさん儲かったとしても、貸した金額以上にお金をもらえることはありません。

 

では今回の楽天の「公募増資」というのは、出資の一種で「誰か出資してくれる人いませんか、そのおかげで私たちが儲かったら配当をあげますよー」という出資の募集を始めたということですね。その額が1880億ととても大きく、ニュースになったようです。

○銀行借入れの返済や設備投資

これはさっきの出資してもらったお金を、”どう使うか”ですね。

 

1つめの「銀行借入れの返済」とは、前述した銀行などからの「借入れ」には利子がついています。それにひきかえ出資してもらったお金は好きに使えるうえ、利子がありません。そこで出資してもらったお金で早く借入れを返しておこう、ということですね。

2つめの「設備投資」とは字のまんま、会社の営業の規模をもっと大きくできるように、設備を新しく買おう!ということですね。

ここがおもしろいところで、一般家庭なら「使わずに貯金すればいいのに・・・」と思うでしょうが、企業にとって設備投資というのは非常に重要です。

たとえば100万円のお金は持ってるだけじゃ、いつまでたっても100万のままです。しかし100万円の設備を買って、その後何十年と10万円分の価値を生み出し続ければ、結果的には貯金よりもはるかにプラスになります。そしてそのプラスになったお金でさらに設備投資を繰り返し・・・というのが理想ですね。

感想

今日はなかなか混同しがちな「出資」と「借入れ」の違いについ触れました。好きな分野なのでとても語りたかったですが、(例えば銀行と投資家で会社を見ているポイントが違う理由など・・・)長くなりそうなので、また違うところで書いていこうと思います。あとは最後の設備投資で、貯金より投資したほうが良いと言いましたが、それはあくまで「お金に余裕があるとき」の話です。商品仕入れの代金支払いや、法人税を払う必要があるのにお金を使ってしまえば、経営は黒字なのにお金がない、いわば「黒字倒産」なんてことになりかねません。

つまりこの記事からも、楽天はすでに「十分な資金」が手元にあるんだなあ、ということが推測できたりなんかもします。おもしろいですね。

 

それでは今日もありがとうございました。

 

 

 

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です