黒田日銀総裁「円安はありそうにない」発言を受け為替相場一時急騰 124円→122円へ

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”円高”や”円安”は1人の人間の手で動かすことができるでしょうか?

こんにちは、いきなり変な質問をしてすいません。今日はとってもおもしろいニュースがあったので、それを解説したいと思います。

ただし、そもそも円安、円高についていまいちわからない方はこのサイトがとってもわかりやすく解説しているので見てみてください。

日銀総裁2015年 ロイター/Toru Hanai)

日銀総裁の発言で一気に円高へ

日本銀行黒田東彦総裁は10日、外国為替相場について、実質実効レートでは「ここからさらに円安はありそうにない」との認識を示した。これを受けて外国為替市場では円買いが膨らみ、1ドル=122円台まで円高が進んだ。(Bloomberg)

日本銀行

日本銀行のことはご存知の方も多いので簡単に説明しますが、①お札を発行し、②政府のお金を預かったり③銀行のお金を預かったり、する一般の銀行とは違う銀行です。

そして何より国に過度のインフレやデフレが起きないように、金融政策を行っている銀行です。すなわち「日本のお金の調整をしているすごい銀行」と考えればいいでしょう。

 

黒田東彦総裁

その日本銀行のTOPの人物が、この「黒田東彦」という方です。上記のとおり、日本銀行は日本の金融を動かす唯一の銀行ですから、

その代表の黒田総裁は、日本の金融を動かす超超重要人物であります。ゆえに、この方の言葉は国内外の金融関係者、投資家、みーーんな注目しています。

日銀

ちなみに、日本銀行の場合代表者のことを「総裁」と呼ぶのも合わせて覚えておきましょう。

 

「ここからさらに円安はありそうにない

はい、ここからが大事なところです。その日本銀行の黒田総裁が今日、「これから更に円安はありそうにない」という発言をしました。

ただし、これはあくまで、黒田総裁の考えであり、またドルの動きや国内の動きで円安が加速する可能性も十分ありますので、何とも言えませんが、

投資家や金融関係者はびっくりしました。

 

これを受けて外国為替市場では円買いが膨らみ、円高が進んだ。

さて、そーなれば為替相場はどうなるでしょうか、FXという言葉は聞いたことがあると思いますが、彼らは各国の通貨を購入し、その価値が上がった時に売ることで利益を得ています。

そこで、もしあなたがFXをしていて、「100ドル」をもっていたとしましょう。1ドルあたり124円として、その額は円換算で「12400円」の価値があります。

ところが、今日黒田総裁が「これ以上円安はない」と言うのを聞いたら、どう思いますか。「円安はない=円高になるのでは?」と考えると、これから1ドル120円とか115円になってしまっては

今持っている100ドルは「12000円」や「11500円」になってしまいます。

そしたら「じゃあ高くで売れるうちにドルを売って、円に換金しとこう!」と考えますよね。それを皆考えたわけです。

円高

 

「黒田総裁が円高って言ってる!はやくいまのうちに円を買わなきゃ!」そしたらどんどん円の希少価値が高まって、今日で1ドルあたり約2円も円高が進んだのです。(1円でも動いたら大きなニュースになります。このことからも今回の事の大きさがうかがえますね)

それがすなわち”外国為替市場では円買いが膨らみ、円高が進んだ。”ということです

参考に、今日の為替相場のチャートを貼っておきますね

為替

さらに影響は株価にまで

ここからがさらに面白いことで、投資家たちはさらに深読みを始めました。

「もし円高になったら、今調子の良い輸出産業は景気が悪くなるのではないか?」

すると、円高で損をする会社の株を、「価値が下がる前に」売る人がたくさん出てきてしまいました。

結果、自動車産業などの株価まで、黒田総裁の一言で落ちてしまいました。

 

感想

投資の世界では、噂で相場が大きく変動することがよくあります。なのでどんなに慎重に投資していても、思いもしない外部要因から損をすることも得をすることもあります。

しかし、あくまでそれは短期投資の場合で、長期投資の場合は株にしろ為替にしろ、今回のような事件で一時的に予想外な動きをしても、また少しすれば元のあるべき姿に戻るのであまり心配はいりません。

ただ、リーマンショックのように長期投資の場合でも大きな損害を被る場合がありますので、短期長期のいずれにせよ、貯金の全額は投資しない、一つの業界や銘柄だけに投資しないなど、最低限のリスク回避をすることは必要ですね。

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